ときわミュージアム 『 ラン コレクション 2018 春』
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年02月11日)
昨日から、宇部ラン愛好会主催 『2018 春のラン展』 が行われていますが・・・
ときわミュージアム温室内にも魅力的なランがたくさん!!
今日はそんな美しく芳しいランの数々をご紹介します!!
(ときわミューアムで保有しているラン科植物は約500種、1500株あるので、
今回ご紹介するのはそのほんの一部です。)
まずはこちら...
ユニークな花の形のラン。
【クレイソストマ シモンディー Cleisostoma simondii 】
ご覧ください!
妖精のように見えませんか??
妖精の首元にあたる部分がルビーのように赤く見えます。
その姿から、現地では「ルビーのネックレスのラン」
とも呼ばれています。
昨日、このランをお客様にご紹介したところ、
「クリオネみたいですね!」とおっしゃられました。
確かに、水中をふわふわと泳ぐクリオネのようにも見えます!!
つぎはこちら...
【鶴頂蘭 (カクチョウラン) Phaius tankervilleae 】
日本のラン科植物の中では、株の大きさが最大クラスのランで、
鹿児島や沖縄にも自生しています。
和名は斜め横から見ると「鶴が飛んでいる」ように見えるところから、こう呼ばれているそうです。
熱帯アジアゾーンのヒスイカズラ棚下に展示してあります。
ぜひ、「斜め横」からご覧下さい!!
つづいてはこちら...
【カトレア トリアナエ Cattleya trianae 】
たくさんの交配種が作出されていますが、こちらのカトレアはコロンビアに自生し、
コロンビアの国花でもある原種です!
近づくと、なんだか懐かしい甘いお菓子のような良い香りがします!
美しい花の姿と共に、香りもお楽しみいただきたいランのひとつです!!
その他にもたくさんのランを展示しています。
【カランセ ルベンス 'グリーン バレー' Calanthe rubens 'Green Valley'】
つんっと伸びた茎の先に鮮やかな赤色の花が咲いています。
見入ってしまうほど美しい花です。
【デンドロビウム パープレウム Dendrobium purpureum subsp. purpureum.】
「温室内にミツマタが咲いているかと思いました!」
と声をかけられました。
その正体はこちら!!
ころんっとした小さな球状の可愛い花です。
【デンドロビウム アメジストグロッサム Dendrobium amethystoglossum】
房状に咲く透明感のある花が印象的です。
【バンダ セルレア Vanda coerulea】
ランには珍しい青色のバンダです。
花持ちもよく、この株は1ヶ月以上咲いています。
【バンダ ルゾニカ Vanda luzonica】
先ほどのセルレアと同じ「バンダ」ですが、こんなにも雰囲気が違うんです!!
それぞれ個性的で美しい花ばかりです!!
【リンカトレアンセ ジェスターズ ゴールドRhyncattleanthe Jester's Gold】
濃いオレンジ色から黄色に変わるグラデーションが綺麗なリンカトレアンセ。
一度見たら忘れられない美しい花姿です。
【プロステケア アレマノイデス Prosthechea allemanoides】
花弁のシックな色が印象的なプロステケア。
よく見ると南国の鳥が飛んでいる姿に見えませんか??
【クイトラウジナ プルチュラ Cuitlauzina pulchella】
純白の花からは良い香りがします!
原種ならではの控えめなその姿も魅力のひとつです。
今回ご紹介したものはほんの一部です!
あなたはどのランがお好きですか?
この他にも、オススメのランがたくさんあります♪♪
熱帯アジア、熱帯アメリカ、アフリカゾーンには原種系。
特別展示室には交配種のラン。
そんな風に見比べてみても楽しいかもしれませんよ。
ぜひいろいろと探してみてくださいね!
植物栽培スタッフ