どうして、女性限定?
(カテゴリ:植物) (投稿日:2018年02月11日)
植物館の中には「幸せにしてくれる」と言われている植物がたくさんあります。しかし、そのことに関し、ずっと気になっていることがあります。
それは、
「幸せにするのは女性限定」
という植物が多いことです。コチョウランとかプルメリアなど最たるものです。「女性に幸せを運ぶ花」みたいな感じですね。逆にいえば、男性限定は0。皆無なのです。「なんでじゃ?男の幸せはどうなんじゃ?」私以外世の中に、そのことに疑問を持っている人はいないのかと、ずっと注意しているのですが、今のところ、一人も存じません。「しょうがない、自力で幸せになるか」と、いつもこんなところで収まります。
そんな幸せにしてくれそうな花の一つ「ブーゲンビレア」が咲いています。ほぼ通年咲いているのに改めて紹介しなくてもいいようなものですが、あえて記事にするのは、韓国からのツアー客が必ずと言っていいほどこの花の前で記念撮影をされるからです。それを見ながら、6年前ミュージアムで働き始めて最初にこの花を見た時、「おお、ブーゲンビレアだ!!」と感激したことを思い出したのです。いつも近くにいると、その魅力や有難さがわからなくなってしまうのと一緒ですね。(D)
リニューアル前は、現熱帯アジアゾーンのアーチで豪快に咲いていましたが、現在は、熱帯アメリカゾーンで鉢植えで展示されています。この花の前でしゃがんで、記念撮影される方が多いですね。
赤い花に見えますが、これは「苞」。本当の花は、真ん中に三つある白い部分です。写真のように、この花が同時に三つ咲いているところを見ることができれば、幸せになれると言われています(同時に三つはなかなか咲かないそうです)。四葉のクローバーのような感じです。当館ではよく三つ咲いていますよ。よく写真に撮って携帯の待ち受けにされています。
白地に淡いピンクが縁取りされたような色合いが良いですね。でもよく見れば、本当の花は全て枯れています。苞のありがたいところです。