今年を表す漢字 ~植物編~
(カテゴリ:植物) (投稿日:2017年12月31日)
こんにちは。
今年も残すところ数時間となりましたね。
大晦日の一日、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ときわミュージアムは、本日は休館となっております。
しかし、植物たちには休館も開館も関係ない・・・
ということで、朝からせっせと灌水作業をしています。
さて、皆さまにとって2017年はどのような一年だったのでしょうか?
そして、ミュージアムの植物たちにとっては??
ということで、植物たちに聞いてみました!!
「今年を表す漢字一文字は?」
まずは、こちら・・・
ナンヨウスギです。
ナンヨウスギの今年の一文字は・・・
「寒」です。
ナンヨウスギは、リニューアル前は現在の熱帯アジアゾーン入口付近に植栽されていました。
しかし、今回のリニューアルに伴い、屋外(中庭 オセアニアゾーン)へ移動。
耐寒性があるため、枯れることはありませんが、やはり温室育ち。
山口の冬は少々寒いようです。
そして次はこちら
アフリカゾーンでも抜群の存在感を放っているバオバブ!
バオバブの今年の一文字は...
「初」です。
セネガルから遥々船に乗ってやって来たバオバブ。
きっと船に乗ることも「初」だったことでしょう。
そして、植栽から半年が過ぎ、見事に当館「初」となる花を咲かせてくれました!!
そして・・・こちら
ベンガルヤハズカズラ。
今年の一文字は・・・
「広」です。
とても優秀で、定期的に開花してくれ、
しかも爽やかな水色の花が美しいベンガルヤハズカズラ。
そんなベンガルヤハズカズラは今回初めて地に下ろされました。
今までは鉢管理でしたが、リニューアルに伴い展望デッキ横の窓際へ植栽!
手作りのネットに絡み付きながら成長を続け、地にしっかりと根を張り、
たくさんの蕾を付けています。
この「広々」とした空間がお気に入りのようです。
次はこちら
夏の風物詩、サガリバナ。
今年の一文字は・・・
「疲」です。
今年はリニューアルオープンということもあり、少々張り切りすぎた様子。
いつもより多めに花を咲かせてくれました。
来年に「疲れ」が残らないよう、今からケアが欠かせません!
そして、ミュージアムと言えば・・・
そう、サボテン!!
サボテンたちの今年の一文字は・・・
「挑」です。
今までは鉢で管理していたサボテンも、今年は初めて地に下ろし、
新しい場所に植栽しました。
今までとは違う育生方法で「挑戦」の一年となりました。
そして、最後はこちら
ときわミュージアムオリジナルのランです。
約4年前に交配し、昨年1株だけ開花。そして今年は20 株に花がつきました!
ミュージアムの「新しい」顔ということで、
今年の一文字は...
「新」です。
同じ親から生まれた株でも、こんなに個性豊かな花が咲くんですよ!
そして、ミュージアムの植物全体をみると、
今年は「変」ではないでしょうか?
ゾーンごとの展示となり、多くの植物の植栽場所が「変更」となり、
新しい場所で一年を過ごしました。
その「変化」にも柔軟に対応し、しっかりと根を張り、
新しい芽をだし、花を咲かせ、実をならし・・・
植物の適応能力、順応性には脱帽です。
そんなミュージアムの植物たちの来年の一文字はきっと「充」になるはず!!
今年以上に「充実」し、美しい花や迫力ある姿、
特徴的な香りなどで皆さまを楽しませてくれること間違いありません!!
そんなときわミュージアムを・・・
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
植物栽培スタッフ