バラ栽培のスタートは冬ですよ!
(カテゴリ:植物) (投稿日:2017年12月20日)
先日、バラのトゲが刺さったスタッフより告知がありましたが、
バラ栽培について、ときわミュージアム流「バラ栽培のコツ」をお伝えします!
ガイドの時、よくバラの剪定方法などを聞かれますが、
土壌改良、肥料の事は、あまり聞かれません。
タイトルのようにバラ栽培、1年間のスタートは冬!!
このタイミングで、1年バラがしっかり根を張り、元気に育つ準備をします!
なぜ今?
バラは冬に休眠する落葉樹です。
休んでいる時期に多少根を切っても大丈夫なのです。
植栽バラの場合、株の周りに穴を掘り、約1年間ゆっくり効く油カスなどの有機性の肥料と、
土壌改良資材として腐葉土やバーク堆肥などを一緒に施します。
鉢バラは特に気を付けなくてはいけません。
根は1年でほぼ回ってしまいます。
植え替えのときに根の状態もチェックできます。
コガネムシの幼虫などがいることがあるので、このときに取り除きます。
鉢用土は赤玉小粒6に対して腐葉土4などでいいと思います。
鉢植え替え用土(赤玉小粒、腐葉土 6:4)
根が回っている場合、根をほぐし、ひとまわり大き目の鉢に植えつけます。
剪定は?
12月はまだ切りません。2月上旬まで待ちます。
重要なのは今年の5月の一番花から秋までにしっかりと枝を充実させることです。
それにより来春の花は決まります。
【スノーグース(白) ローブリッター(ピンク)】
【ファンタン ラ トゥール】
【メイ クイーン】
【エリアーヌ ジレ】
というわけで1年を通してバラはお世話しましょう!
今後も季節ごとの栽培ポイントをお伝えしますのでお楽しみに!
植物栽培スタッフM (日本バラ会インストラクター)