アルガンツリーとイチゴノキ
(カテゴリ:植物) (投稿日:2017年11月25日)
当館のリニューアルの監修をしてくださったプラントハンターの西畠清順氏。
清順氏の著書に「そらみみ植物園」というものがあります。
思い返せば、私たちと清順氏の出会いはこの一冊の本だったように思えます。
この本には植物のいろいろなエピソードや驚きの事実がたくさん紹介してあって、
クスッと笑いながら、そしてヘーッと感心しながら読める、そんな素敵な本です。
この本の中に、「アルガンツリー」という植物が紹介してあります。
挿し絵には、木の上に登ったたくさんのヤギの姿が!!
そう、これはヤギのなる木!
・・・ではなくて、
この木になる実を食べる為にヤギが木を登るのだそうです。
近年、その実から採れる「アルガンオイル」なるものが良いということで、
化粧品や健康食品に使われているのを目にします。
そんなアルガンツリー。
ヤギとセットで是非見てみたいものです。
こちらはアルガンツリーに登るヤギではありません!
イチゴノキに群がる人です!!
ただ群がっているのではなく、ちゃんと仕事をしています!
古枝や不要な枝を剪定しています。
これから、新しい枝葉を伸ばし、たくさんの実を付けてくれることでしょう。
楽しみにしていてくださいね!
現在は白くて可愛い花をたくさん咲かせています。
赤や、橙色の実もなっています。
【イチゴノキ】 中庭・ヨーロッパゾーン
学名:Arbutus unedo
科名:ツツジ科
原産・分布:ヨーロッパ南部、アイルランド、小アジア
熟した実は食べられますが、あまり美味しいものではありません・・・(あくまでも、個人の感想です)
赤く熟した実が「イチゴ」に似ていることから「イチゴノキ」という和名が付いたようです。
「イチゴ」より、「ヤマモモ」に似ている気もしますが・・・。
中庭では、イチゴノキの他にもヒースバンクシアの花や
スイートブライヤーの実(ローズヒップ)も見ごろです!!
植物栽培スタッフ