今面白いと言えば!
(カテゴリ:植物) (投稿日:2017年10月04日)
先ほど、熱帯アジアゾーンで定点ガイドをしていたら、広島から来られた男性のお客様からお声がけいただきました。
「広島のテレビやラジオで再三ときわミュージアムのことを話すので気になって来てみたが、ここは本当に凄い、素晴らしい!」と。
「広島にも立派な植物館がありますよ」と返すと、「大きな植物館があるが、ここは凄い」。凄い、凄いと繰り返されるばかり。
「この後、もっともっと珍しいびっくりするような植物が出てきますよ。ごゆっくりお楽しみください」と言って別れました。
オープン以来、こんな会話を何度となくしてきました。本当に誇らしいです。
さて、今面白い植物と言えば、「フォリドタ イムブリカタ(ラン科 熱帯アジア~太平洋南部)」。ガラガラヘビのシッポに似ていることから、別名ガラガラヘビランとも言われているようです。あり得ない位のヘビ嫌いの私にとって、こんな別名がついただけでアウトです。花には、なんの罪もないのですが・・・。
もう一つ「ニンニクカズラ(ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ)」。葉をすり潰すと強烈なニンニクの匂いがします。花でも少し匂います。皆が葉を採ってすり潰したらすぐに丸裸になってしまいますので、花で匂ってみて下さいね。
ついでにもう一つ、先日紹介した「バルボフィラム ファレノプシス」がしっかりと開花しました。この花も変な臭いがします。先ほど、写真を撮りに行ったらさっそく葉にハエがとまっていました。(D)
フォリドタ イムブリカタ(ラン科) 熱帯アジアゾーン
花がガラガラヘビのしっぽの先に似ています。音を出すところですね。
ニンニクカズラ(ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ) 熱帯アメリカゾーン
ニンニクカズラの花。葉をすり潰せば強烈なニンニクの匂い。花も少し匂います。
バルボフィラム ファレノプシス(ラン科)の花。これで開花です。
ハエは、この花のくさい臭いが大好き。