咲いてはいるのですが・・・
(カテゴリ:植物) (投稿日:2017年07月01日)
北中米ゾーンにあるキンシャチ(サボテン科 メキシコ)の開花が始まっています。しかし、周遊路より奥にあるキンシャチで、しかも見えにくい頭部。奥には入れませんので、写真でご紹介しますね。
玉サボテンの王様とも呼ばれる巨大な玉サボテンですが、花は、2㎝位。サイズ的には、かなり地味。でも、上から見れば輝くような黄色、黄金の様でもあります。
原生地では絶滅も危惧されているとか。当館は、展示してあるものの他、バックヤードにも巨大なキンシャチをたくさん保有しています。そのうち、世界的に貴重なコレクションになるような気がしています。
ところで、ガイド中「我が家のキンシャチに花が咲かないが、なぜでしょうか? かれこれ数年育てています。サイズは10~15㎝位です」とお尋ねをいただきます。このお尋ねには「最低でも、あと10年か15年位、待って下さい」とお答えしています。キンシャチは、20歳位にならないと花は咲きません。サボテンと付き合うには、気長に待つことが必要になってきます。(D)
奥の大きなキンシャチが開花しています。
それぞれの頭部の真ん中あたりで開花しています。
輝くような黄色です。