今日のサガリバナ
(カテゴリ:植物) (投稿日:2021年08月21日)
こんにちは。
風が冷たく、秋の気配がもう漂ってきていますね。
今朝、熱帯アジアゾーンではサガリバナの花が落ちずに咲いているものがありましたよ。
Barringtonoa racemosa
サガリバナ
サガリバナ科
夏の夜に咲き、朝には散ってしまう儚い花ですが、今朝は少し肌寒かったからか残っている花を見ることができました。
今にも咲きそうなつぼみもありますね。これは今日の夜咲くのでしょうか。午前中の早い時間なら咲いている姿を見ることができるかもしれません。
この時期は、ほぼ毎日開花しているようですが、朝には花はなく、写真上のように咲いた後雌しべがぴょんと残っている様子を見れることが多い状況です。もう少し肌寒くなると、朝でもきれいに咲いた状態を見ることができるかも。。。
そして、終わった花だけでなく、つぼみもまだたくさん下がってきているのですが、さらに観察してみると...
なんと、実ができていましたよ!
この実は、ヤシの実などと同じで水に浮かんで遠くに種を運べるよう種の周りは繊維で覆われています。沖縄などでは水辺に自生しており、子孫を残すためにこのような形になったのでしょうね。
西表島の自生地では、開花期になると早朝のサガリバナツアーなどが人気なようです。咲いている花、水面に落ちた花を一面に見ることができるようですよ。現在開催されているのかはわかりませんが、この状況が収まったら一度は訪れたい所の一つです。
そんな自生地にも思いを馳せて、ぜひご覧くださいね。