サボテンセンター時代の話 (未完)
皆さん、こんにちは!
今日は今から約55年前の植物館が建つずっと前の話を、何回かに分けて紹介したいと思います。
当館が建つ前に、ときわ公園には「サボテンセンター」という施設があったのをご存知ですか?昭和40年5月9日に開館し、平成3年9月27日の台風19号直撃によって閉館してしまったこの施設は、当時では珍しいサボテンの研究・栽培・展示を行っていた施設でした。実は休館している間にそのサボテンセンター時代の写真を発見し、整理をしていたのですが、これが当時のことがわかるお宝級の写真ばかりだったのです!!そこでサボテンセンターに携わっていた、植物管理スタッフに当時のお話を伺ってきました。
今からお話しすることはサボテンセンターが開館する前、昭和35年から開館するまでの約5年間のお話です。宇部市はサボテンセンター建設のため昭和35年(1960年)6月1日、サボテン分類学者の伊藤芳夫氏を招請。その後、伊藤芳夫氏を中心としたスタッフで昭和40年のオープンに向けて動き出しました。当初、温室は一棟から始まり徐々に増え、最終的には六棟にまで増えました。栽培していたサボテンは約80,000