ときわ公園次世代エネルギーパーク
石炭から再生可能エネルギーへ~目で見て触れて、学び、遊べるエコパーク化を推進~
エネルギーの歴史を伝え、目指すべき未来を体験
ときわ公園は、「環境・芸術・スポーツ・福祉」の融合した先進的なモデル公園を目指し、様々な取り組みを行っています。その一つが次世代エネルギーパークです。(次世代エネルギーパークについては、"経済産業省 資源エネルギー庁 次世代エネルギーパークに出かけよう!(外部リンク)"をご覧ください。)
古くは炭鉱で知られた宇部市。宇部炭発祥の地である常盤湖畔には、日本で初めての石炭記念館があります。そこで、新たに整備する再生可能エネルギー施設を連携させ、石炭から再生可能エネルギーへ「目で見て触れて、学び、遊べるエコパーク化」を推進しています。
再生可能エネルギーを利用する施設の概要
公園内の主要施設に太陽光発電を設置しているほか、施設の用途・特徴に応じて風力発電、木質ペレットボイラーを整備。発電した電力はすべて園内の施設で消費しており、施設利用により生じるCO2排出量削減を目指しています。また、来園者へ普及啓発を図るため発電状況はモニター画面等でいつでも確認できるよう整備しています。
1.ときわ湖水ホール
太陽光発電他を設置し、施設で使用する電力の一部を発電しています。また、災害時には避難所や防災拠点としての役割を担う施設であるため、停電時でも補助的な電源として使用可能なシステムを整備しています。
- 太陽光発電:10.3kW 平成26年3月竣工
- 風力発電:5.0kW【東駐車場】 平成26年3月竣工
- EV用急速充電器:20kW【東駐車場】 平成26年11月竣工
- リチウムイオン蓄電池:15kWh 平成29年2月竣工
2.石炭記念館
館内には宇部や大嶺炭田(美祢市)の炭鉱資料が収蔵展示され、地下には採炭場を再現したモデル坑道もあります。また、地上37mの展望台からは眼下に常盤湖や瀬戸内海、九州、四国の山々が眺望できます。詳しくは「石炭記念館」をご覧下さい。
3.ときわ動物園
動物園の建物に太陽光発電を設置し、園内で使用する電力の一部を発電しています。また、維持管理に必要な水として池の水を利用するなど、環境のモデルとなる動物園を目指した整備を行いました。
- 太陽光発電:3.5kW【繁殖施設】 平成25年8月竣工
- 太陽光発電:10.7kW【体験学習館】 平成27年2月竣工
- 小水力発電:2.4W【女夫岩堤】平成31年3月竣工 ※小水力発電設備について
4.ときわミュージアム
館内外の展示及び、併設する温室の植物の育成、維持管理に多くの電力や重油が必要であるため、太陽光発電及び、木質ペレットボイラーを整備しています。
- 木質ペレットボイラー:150kW【温室】 平成26年10月竣工
- 太陽光発電:10.0kW 平成27年3月竣工
5.ときわ公園を走るエコカー
公園の管理、来園者の移動手段として、環境にやさしい電気自動車やBDF(バイオディーゼル燃料)清掃車を導入しています。
- BDF清掃車:平成23年6月導入
- 電気自動車:平成25年7月導入
6.学習・体験の場づくり
環境に関するイベントへ出展し、ときわ公園の取り組みを紹介するとともに、他団体と連携した環境学習会を開催するなど、再生可能エネルギー及び、それを利用する技術を目で見て触れて、学び、遊べる場を設けています。